エコキュートの騒音トラブルの原因

エコキュートの騒音問題については、消費者庁の発表によると毎年50件ほどの苦情が寄せられているそうです。2020年には環境庁が、「省エネ型温水器発する騒音対策に関するガイドブック」を作成し、公開しているほどですから、数は多くはありませんがエコキュートには騒音の問題があるということです。

ヒートポンプユニットの稼働音

それではエコキュートがそんなにも大きな音を発するのかというと、そういうわけではありません。一般的なエコキュートが発する音は40dBほどで、これは図書館の中で聞こえる音量と同程度ということになります。音源は、大気を集めて熱を作り出すヒートポンプユニットのファンの回転音です。エアコンの室外機が60~70dBほどなので、実際はそれよりも小さな音です。

問題は稼働時間が電気料金の安い深夜の時間帯になるという点でしょう。寝静まっている時間帯ですので、少しの物音でもどうしても敏感になってしまいます。また冬になるとお湯を使う量が増えることで、音量が大きくなるというのも注意点です。貯湯タンクの容量によっても音量が変わってきますが、370Lのサイズでも冬で最大57dBほど、460Lサイズでも60dBは超えないぐらいです。500L以上になるとメーカーによっては冬の時期に77dBまで音量が大きくなる製品がありますので、事前にどのくらいの音量になるのかは調べておいた方がいいでしょう。

低周波音による悪影響の例

ただし、エコキュートについては単純に音量だけの問題ではなく、低周波騒音の問題もあります。エコキュートが発する低周波はおよそ12.5Hzで、15~20Hz以下になると人間の耳では聞き取れられない音域になるのですが、10人に1人くらいの割合で体に異常を感じるケースがあります。環境によっても左右される場合があり、木造建築だと固有振動数が近く、共振するために常に地震を感じるような状態に陥ることもあるのです。これは人によって感じ方が違ったり、隣の建物の構造によるところがあるので、設置時点では気づくことができない可能性があります。

消費者庁に寄せられている苦情の内容から、低周波騒音の影響として挙げられるのは、
①睡眠障害(不眠・睡眠不足)
②頭痛
③肩こり
④耳鳴り
⑤食欲低下
⑥動悸
などで、どれも生活に支障をきたす問題です。得に睡眠不足はかなりのストレスを近隣に与えることになってしまいます。

体調不良とエコキュートの低周波騒音にどこまでの因果関係があるのかはまだ不明な点はありますが、実際に平成23年、隣人がエコキュートを設置したことによって睡眠不足になったという内容の訴訟が行われ、寝室から3.5mの距離に設置されていたヒートポンプユニットを、9mに離すことによって解決したという例があります。ですからエコキュートを新たに設置することにより、近隣との騒音トラブルになるリスクはあるということです。ただし、この実例が示しているように、解決策もまたあります。騒音トラブルが心配でエコキュートを設置できないと悩まれているのであれば、予防策をとることで充分に対応は可能です。

騒音トラブル予防策や解決方法

エコキュートの騒音トラブルを回避するための予防策や実際にトラブルが起こった際の解決方法には、「設置場所を的確にする」、「防音・防振対策をする」といった2点が挙げられます。

設置場所の再確認

エコキュートの設置について注意すべきことは、隣の家の寝室に近くないかどうかという点です。据付けガイドブックによると15m以上の距離をとることが目安となっています。またヒートポンプユニットの高さよりも1m以上高い塀を設置することが望ましいです。間に障壁があることで隣に届く音を小さくできますが、ヒートポンプユニットに密着するような狭さで塀や壁があると、共振して音が増幅する可能性がありますし、エコキュートの効率も低下しますので、製品ごとに設定されているスペースは守るようにしてください。コンクリートの壁だと反響するだけで効果がない可能性があるので、業者に相談して吸音効果の高いものを設置するのがいいでしょう。防音壁は専門家の緻密な計算が必要になります。

ヒートポンプユニットの前面方向を変えるだけでも騒音問題は軽減できますので、向きもポイントです。また、距離をとっても、通気口や通風口などの近くに設置してしまうとそこから音が漏れてしまいますし、エアコンの室外機の近くに設置すると共鳴して音が大きくなることがありますので注意してください。設置する際には細部に渡って業者としっかり確認し、騒音トラブルを予防できる場所を選ぶことが重要になります。

防音、防振対策

ヒートポンプユニット自体に騒音を防止する工夫をすることもできます。防音シートを貼ることや、ヒートポンプユニットの下に防振ゴムを敷くことが有効です。ヒートポンプユニットの水平が保たれていない場合、発する音が大きくなりますので、架台や緩衝材によって傾いていないかの確認も大切です。

また、故障箇所が発生しても音が大きくなりますので、定期的なメンテナンスは必要です。得に冬は氷雪がヒートポンプユニットのファンに入り込んで異音を発することがありますので注意してください。これはゴミや汚れが溜まった場合も同じことが当てはまります。騒音トラブルを予防するためにも、定期的に点検を行い、業者に依頼してメンテナンスしてもらうようにしてください。

話し合いが必要になるケースもある

隣の家から苦情が来た場合、まずはしっかりと話し合いをしましょう。設置して数ヶ月してから噪音トラブルになるケースもあります。確認してみると隣の家が寝室の場所を変更していたという可能性もあるのです。その場合、話をして寝室の場所を以前の位置に戻してもらうことや、ヒートポンプユニットの向き、設置場所の再検討が必要になるでしょう。隣の家の換気扇の外部に防音材を取り付ける工事を行い、その費用を負担するという方法も考えられます。少なくともそのまま放置しておくわけにはいきません、誠意のある対応が必要です。ちなみに夜にエコキュートを稼働させないようにするという方法もありますが、昼間の電気使用量が増え、ランニングコストが激増してしましますので、これはエコキュートの特性上避けたいところです。それ以外の対策を試みてください。

【まとめ】エコキュートの音がうるさい!騒音原因と近隣トラブル対策を解説

エコキュートの騒音問題を予防する方法や解決する方法はいくつもあります。何も調査せず、何も気にせずにエコキュートを設置すると騒音トラブルに発展する危険性がありますので、できる限りの対応をして騒音問題での近隣トラブルを回避してください。トラブルが起こった場合は、専門の業者に相談するのが一番です。設置場所、設置の環境、防音・防振対策、そして定期的なメンテナンスを行って、気持ち良くエコキュートを利用していきましょう。

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